東京藝術大学美術館陳列館にて、展覧会「Pn ‒Powers of PLAY‒」 がスタートしました。
ここが今回の展示会場、東京藝術大学の「陳列館」。ロダンの像が出迎えてくれます。
この展覧会は、東京藝術大学に新設された、国際芸術創造研究科で学ぶ7名の若きキュレーターたちが主体となって企画した展覧会です。国内のいろいろなところから8名、そしてアメリカから、1名、計9名の作家が参加し、立体作品や、絵画、映像、グラフィティー、版画、様々な手法、形式の作品が登場します。私はかなり順当な感じで絵画を展示していますが、作品の選定から、展示の仕方までキュレーターの方と話し合いながら進められ、チームワーク的なことを敬遠しがちな私は色々と不安もありましたが最終的には自分でも「おや?」と思うほど、作品の持ち味が引き出された展示になりました。人の意見を聞くのは大事ですね!というか、やっぱり私の場合展示は他の人にやってもらった方がいいのだろうか‥。
展覧会は4月8日(日)まで続きます。ぜひみなさまお立ち寄りください。
「Pn ‒Powers of PLAY‒」
会期:2018年3月21日(水・祝)〜4月8日(日)[計17日間]
会場:東京藝術大学大学美術館陳列館
〒110-8714 東京都台東区上野公園 12-8 美術学部校内
開場時間:10:00 – 18:00(入場は閉館の30 分前まで)[月曜休館]
入場料:無料
出展作家:江頭誠 | 小野耕石 | 小畑多丘 | 菅亮平 | 戸田悠理 |堀内悠希 | 水田寛 | TENGAone | Shana Moulton
おまけの話になりますが、今回の展覧会の準備期間中、宿泊させてもらった、芸大内の宿泊施設「不忍荘」。風情ありすぎでした。写真は正面玄関。玄関の戸の建て付けは悪かったですが、 お部屋は寛げました。
この不忍荘、ほとんど一軒家のようなので、同宿の方とは必然的に仲良くなります。今回ベトナムからこられた学生さん達とそのご家族と仲良くなり、ある学生さんのお父上に似顔絵を描いていただきました!他にも、ベトナムでの暮らしを撮影した写真を見せてもらったり、ベトナム式家族の健康法を教わったりしました。お土産まで頂いて、本当に楽しいひと時でした。
その学生さん達の展覧会、「三角測量(Triangulation: Tokyo/Goto/Ho Chi Minh)」も、この「Pn ‒Powers of PLAY‒」展の期間中に開催されます。ベトナムのホーチミンで学ばれている学生さんが、長崎は五島列島に、東京の学生さんは、ホーチミンへそれぞれリサーチに行かれ、それを元に制作されたものを発表するそうです。合わせてぜひご覧ください。
三角測量――トーキョー・ゴトー・ホーチミン
会期:2018年3月27日(火)〜30日(金)
会場:上野キャンパス 音楽学部 大学会館2階 展示室
入場無料
参加者:
東京藝術大学:毛利嘉孝、山崎朋、石井紗和子、ジェレミー・ウールズィー、タニヤ・シルマン、幸村和也、井川友香、岡千穂
ホーチミン市美術大学:ウィン・タン・チャンHuynh Thanh Trang、チュン・ボイ・ノックTruong Boi Ngoc、グエン・ホアン・イェンNguyen Hoang Yen
ゲスト・アーティスト:ジェームズ・ジャック James Jack(Yale-NUS College)