0.01tのこどもを抱っこしつつ1tの粘土を観て来た。
大阪のCAS(キャズ)に、谷中佑輔さんと椎原保さんのふたり展「躱す」を観てきました。谷中さんは粘土1t(SNS情報)使ったパフォーマンスで、会場に入った瞬間まずにおいがインパクトありました。粘土に埋まったトマトやバナナにかぶりつく、粘土ちぎる、食べかす混ぜる、というかんじの展開で、会場はそれらの混ざったにおい(不思議と不快ではない。)が充満していました。観に行った時が丁度前半終了間際で、粘土をこねる器械に放り込んでる辺りしかみられなかったのが残念でしたが、内容に関してはご本人からいろいろ聞けてそれはラッキーでした。なんか小さい紙細工で作ったような芽が粘土の隙間からぴょろっと出てて、変な遊び心かなと思ったら混ざったトマトの種が本当に発芽したとのこと!聞く所では本人も想定外だったということですが、作品の流れはとくにそのことに影響されていないようにみえました。粘土を練る器械からゆっくり出て来る粘土は印象的でした。
隣の椎原さんの展示は、お父様の写真を使用した展示で、会場に設置された撮影に使うライトの冷たい光が空間の孤立感を作りだしているように感じました。いろいろレトロな木製のメカが置いてありましたが何に使うものなのかよくわからない‥。木やガラスやものすごく小さい写真の作るテンポに勝手に興奮して観てました。両方とも唾液腺刺激される展示でした。