笹の花を見てきました。
京都市の洛西竹林公園で、イッショウチザサという笹の花が国内で初めて観察されたということで話題になっています。ちょうど家の近所なので見てきました。
これが花?といった外見でしたが、よく見ると雄しべのようなものがぶら下がっています。葉っぱが全部落ちていて、茎のようにみえる桿と言う部分と花だけになっていました。笹は開花周期がよくわかっていないらしく、このイッショウチザサも花が確認されたのは国内では初めてかもしれないというお話です。笹とか竹はものによっては120年の周期で花をつけるそうで、開花後は枯れてしまうものが多いそうです。そういえば以前テレビで見たプヤ・ライモンディという植物の生態にも驚かされましたが、似た様な生き様の植物がここ日本にこんなにたくさん生えていたのですね。
また、この洛西竹林公園は今まで存在すら知らなかったのですがとても良い所です。竹や笹の勉強にもなりますが、人もまばらで落ち着けるので、とてもいい竹林浴ができました。
今日見た笹の中には普段目にしているものも多く、今まで何となく「草」だと思っていたものもありました。これなど。チゴザサというそうです。かわいい名前。
家具や装飾で見かけるキッコウチクもありました。ゆるやかなツイスト感がいいですね〜。
他にも同じみの竹や笹からちょっと変わったものなど色々ありました。
またここには竹の資料館なるものがありまして、竹細工やら竹の解説などいろいろ展示してあります。非常に興味深いものです。
最後の写真の後ろの方に写っている絵ですが、30年程前に京都市立芸術大学日本画専攻だった水野牧さんと、小西通博さんというお二人の手によるものだそうで、すごくいい作品だと思います。これだけでも見に来る価値あったな〜と思えました。思いのほか色々収穫のあった竹林公園でした。入場無料だし、また来よう。