共生の芸術祭 Hello Worldを観ました。

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最初の最初は、新聞折込の記事に、「魔女の宅急便」に出てきたシャガールのようなテイストのあの絵の元ネタになった版画が展示してあるという記事が載っていたので観に行ったら、そこがHello Worldという一つの芸術祭の一会場であるとやっと知ったという流れで、どの会場も面白かったので、吸い込まれるように3会場すべて観ました。

☆京都府立文化芸術会館では、昭和31年から20年以上八戸で教諭をしていた坂本小九郎とその生徒たちによる版画作品の展示が行われていました。たんに版画を通して作る喜びを伝える、というのでなく、取材の重要性や、できたものを版画集としてまとめる所までかなり実践的な指導がなされていたようです。足を使わないと得られない情報。今私に不足しているものを突きつけられた感じがしました。

☆上記の京都府立文化芸術会館から歩いてすぐのart space co-jin では、「ぼくたちはふたりいるんだ」という、平野智之と平野智之、同じ名前の作家の二人展が開催されていて、これがかなり衝撃的な展覧会でした。一人の平野智之氏は79年生まれ、もう一人の平野智之氏は、87年生まれで、私は82年、お二人ともの作品が持つ 「ノリ」が、ツボにはまる世代なのです。漫画家の方の平野氏 (広い意味ではお二人とも漫画家かもですが)のファイルの中に、きりえれいこの半ば引き写しとも思える4コマが出てきたときには懐かしさに泣きそうになりました。漫画に言語的、展開的整合性があるかないかと、読み進めたくなるかどうか、の間には、一筋縄では解明できない謎が残っているようです。この展覧会だけはまだ続いていて、2018年3月18日までやっているようです。

☆そしてあと一会場は、イオンモール京都桂川。私個人的にはイオンモール=あらゆるものがありそうで何もない所、というイメージの場所でしたが、そのイオンモールの、普段は何かキレーな車など展示してある場所にスタイリッシュな仮設の展示空間が出現していて、コクのある絵がいっぱい展示してありました。中でも、国保幸宏「煙草をくわえた革命家(タイトル少し違うかもです。)」は、まだまだ平面でできることが山ほどあるんだ。掘るか掘らないかだ。というよくわからないけど希望的考えに私を導いてくれました。さすが革命家。

どの会場でも本当にいい作品を観られたと思ったのですが、art space co-jin以外は期間が短くすでに終わっているんですね。しかしフライヤーがダイジェストとしても良くできていると思うので、アップさせていただきます。いや〜展覧会って、ほんといいもんですね。

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まだ開催中のHello World(Exhibition3)
「ぼくはふたりいるんだ 〜平野智之平野智之展〜」

2018年1月30日(火)–3月18日(日)月曜定休 10:00 – 18:00

会場:art space co-jin
アクセス等詳しい情報は、こちらに載ってました→ http://co-jin.jp/exhibition/611/