6月27日のトークショウの模様。

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なんかちょっとぼーっとしてたらあっという間に時間が流れて、先日アートコートギャラリーで行われた、潮江宏三氏を交えてのトークショーから10日ほど経ってしまいました。遅まきながらちょっとだけその様子を振り返ってみます。私は簡単にですが作品について今回の展覧会タイトル「中断と再開」をからめて説明を試みました。大分わかりにくかったみたいですが、本読みにちょっと例えてみて、同じ小説を別々の人間が読むと、中断される箇所や、その間何をするかなどがその人ごとに違っていて、同じ小説でもその中断されている間の固有のできごとをふくめると、読者ごとに違ったお話を生み出しているようなもんではないかといった話をしました。潮江さんからはイメージの出どころを聞かれたり、イメージや色の集積だからといって、いわゆる心象風景的な所には陥ってないから大丈夫だよとフォローのお言葉を頂いたりして、恐縮でした。腫れ物に触るような感じというか、私のような大分下の世代の人間のやることは基本的に尊重しようというスタンスを感じました。でも言いたいことはもっとあるのかもしれない!またの機会があるのならもっと灰汁の強いトークが出来るよう、精進したいと思います。
新平氏が自分の作品を語るところでは、グレングールドを描くに至った経緯について、演奏しながら小さく歌ってるのが聞こえたのが気になって、という話があり、ほほーとなりました。なにかしら無作為に選ばれたモチーフという感じもしたので、実のところは個人的なエピソードがあったということで、意外でした。

トークショーは終了致しましたが、展覧会はまだ続きます。7月18日まで、となっております。日曜日は閉まっているので、気をつけて下さい。引き続き、よろしくお願い致します!!